goxi杯実行委員会 委員長 八歩 |
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プロやトップアマのハイレベルな対局を、臨場感をもって楽しみたい。 これからメジャーになることを目指している人たちに、声援を送りたい。 囲碁を通じて友人の輪を広げたい。 ネットを活用して賢く、楽しく生きていきたい。 そういう思いがgoxi杯実行委員会のメンバーには共通してあります。 goxiとはどういうものかということと、実行委員会はどのようにして発生したのかということをお話させていただくことを通じて、goxi杯 をご理解いただきたいと思っています。そして、理解した貴方を、goxiに案内し、もっと囲碁を強固に好きになってもらいたいと思っています。 |
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goxiというSNSは、棋譜を掲載したり日記を書いたりできる、囲碁ファンが集う場所です。この一文をお読みの貴方も、たった今goxiのメンバーになることができます。 私たちが大切にしている、囲碁コミュニティ goxi がどんな場所なのかを、概略理解していただくと、goxi杯が目指すものが見えてくる・・・・・そんな説明をさせていただこうと思います。 goxiに参加した人は、棋譜入りの日記を書いたり、他のメンバーの書いたものを読んだり、書き込んだりすることができます。 日記には、囲碁だけではなく、囲碁以外の趣味のこと、仕事のこと、悩みのこと、うれしかったことなどが書かれています。 日記を彩る写真を掲載している人も多く、読んでいるだけでも楽しめます。的な人がいるわけではありません。 他の人の日記を見て、なんとなく書き始めた囲碁日記に、コメントが寄せられ、そのコメントをしてくれた人のことが知りたくなり、その人の日記を読んでみると、きっとなにか共感できることがあります。 そのことをコメントにして書きこむと、そこから友達の輪が広がって行きます。 その時に、碁盤を自在に作り出し、貼りつけたりメッセージに添付して送ることができるgoxiは囲碁ファンにはとても便利です。 ほんの少しでも、相手のことが分かっている人とのネット対局は、見ず知らずの人とのネット対局よりもはるかに楽しいものです。 住んでいるのが海辺なのか、山中なのか・・・ 試験が終わったって書いてあるから学生さんなのかな・・・・・ などと、そんな小さな手掛かりでも、ネット碁の画面の向こう側に、人がいることを意識させてくれます。 そんな対局場がついている囲碁コミュニティなんです。 |
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囲碁の上手な人は、囲碁を覚えたい人や、覚えたけどどうやったら上達するのかわからないと言う人に、自分のつかんでいる「何か」を伝えたいと思っています。 いえいえ、そうではない碁打ちさんが、世の中にはたくさんおられることは私たちも知っています。 覚えたばかりです、といって、街中の碁会所に行ったら、お年寄りにつかまってわけのわからないことをあれこれと説明されて、最後は叱られて、半べそになったなんていう話も聞きます。 でも、goxiでは、上はプロ現役の九段から、弱い方で言うと、「まだ、囲碁は覚えてません」なんていう人までいます。 みんな対等です。 たまたま碁は下手だけど、碁の腕前だけで付き合っているコミュニティではありません。 私のように、文章を書くのを苦にせず、少しは年をとっているという理由だけでも、敬意を十分払っていただいています。 goxiでは、囲碁が下手だということを引け目に感じる必要は全くないんです。 いくらがんばって、なかなか上達しないが、囲碁はずっと興味をもってつき合っている・・・・・ なんていう囲碁との付き合い方は、気がついたら高段者になっていたという人には説明できない境地です。 強さの序列が唯一のものさしという、コミュニティではありません。 いろんな種類のネットコミュニティが世の中にはありますが、私は、goxiが一番、穏やかで、温かいネットスペースだと思います。 |
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このgoxi参加者の方々の日記で語られている心配事は・・・・ 日本で、プロを頂点とする囲碁文化が崩壊するんじゃないかということです。 国際的な棋戦で全然日本選手が活躍できず、中国、韓国と比べると相当に差をつけられているということです。 このままだと、本当に日本では囲碁が廃れてしまうのではないかという心配です。 北京オリンピックの直後の、頭脳オリンピックでも、またそれ以降の国際棋戦や、若手の交流戦でも日本選手は結果を出すことができませんでした。 結果が出なければ、メディアの露出も少なくなります。 インターネットが普及するまでは、新聞社が主催する棋戦が全てでしたし、その結果も新聞を通じて得ることが多く、日々、見やすく小分けにされた棋譜と解説を読んで、次の一手を予想してわくわくしたりしていましたが、今となっては昔話のように思えます。 新聞各社が、囲碁の掲載を取りやめて、棋戦の開催を中止するということも十分考えられます。 そういう囲碁界の危機が見えているにもかかわらず、囲碁そのものの面白さは全然変わらないのです。 いや、むしろ、ネットを利用して世界中の囲碁ファンと交流できるという、実に面白いことになっていると思います。 こういう状況の中、囲碁を究めるという困難な道を選ぶ若者がいます。 そういう若者と、私たち囲碁ファンとの接点は非常に少ないのですが、頑張っている若者に、声援を送りたいと思うのです。 勝ち負けは別にして、彼らの作品である対局棋譜も見たいです。 少なければ、作り出せばいい。 みんなで賞金を出し合って、自分たちで運営ルールを決めて、出場者も自分たちで声をかけて、大企業に頼らない棋戦を作ろうという、そういう方向性がまとまりました。 囲碁が好き できる範囲で協力したい 組織に頼らずgoxiのつながりだけでやっていく これは、ネットコミュニティの前衛的な実験ということもできます。 そして、goxiの逆襲 と題することができると思います。 そういう大きな出来事につながる小さな一歩かもしれない・・・・というくらいの意気込みでいます。 |
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そこが一番のポイントです。 開催にはお金がかかります。 みんなでお金を出し合って、たとえば50万円を集めることは、とても難しいことだと思います。 ちょっとした雑誌に半ページ広告を出すだけで50万円はかかります。 企業の宣伝広告だったら、容易に出てくる金額ですが、個人からカンパを募る碁棋士杯のやりかたは、非常に難しいでしょう。 しかし、棋戦がどこかの広告素材として実施され、スポンサーの都合で廃止にされて、それで囲碁ファンとしては、「仕方がない」ですむのでしょうか。 何百人もの人の思いが込められた賞金には、一企業が出す50万円とは違う意味が生まれるだろうと思います。 これは、ネットコミュニティの前衛的な実験におわるかもしれません。 しかし、私は世界中の囲碁愛好家がネットでつながっていくための・・・・・ そして、ネットで世界がつながって行くための・・・・ そういう大きな出来事につながる小さな一歩にしたいと思っています。 |
さらに語りたいことがありますが、改めて整理して、アップしなおします。